inuharicoのブログ

2021年0歳児子育て中。怒ると梅干しになる我が子に、泣いて目を腫らす日々。

【これは控えて!】産前妊婦のお食事

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妊娠中のお食事のお話です。
つわりが終わった後の中期から後期までの内容です。
特に、産後に感じた妊娠中に控えた方が良いものをポイントとして書いていきたいと思います。

〜おそるおそる中期編〜
①食べていたもの
②妊婦だって甘い物食べたい!

〜食べすぎ注意後期編〜
①食べて後悔したもの
②産後を楽にする食事

〜おそるおそる中期編〜

▶食べていたもの

まず、中期で私が気をつけたことです。
葉酸とカルシウムを意識して取る
②胎児が大きくなりすぎないように食べすぎない
③リスキーなものは徹底的に我慢

①赤ちゃんの発育に重要な葉酸とカルシウムを取るために、ほうれん草やひじきなどを積極的に食べるようにしました。

妊娠中は好みが変わり、食事はガツンとしたものや脂っこいものよりも、軽めの味付けや茹でただけなどの方が食べやすかったです。

ほうれん草はおひたしや胡麻和えにして、食べることが多かったです。
ほうれん草やひじきは冷蔵庫に必ずストックし、作り置きして毎食食べるようにしていました。

②量についてですが、あまり食べすぎないように食べていました。
真偽は不明ですが、食べすぎによる栄養過多で胎児が大きくなりすぎると、難産になるという話もあるようです。

(妊娠中は、しっかり食べることが前提です!!!
気にしすぎて我慢することがないようにも注意しました。)

妊娠中は検診などで、胎児の大きさを成長曲線の平均と比べて確認していきます。
私の場合ですが、食べすぎないことを意識していったことで、成長曲線のほぼ平均値で推移していくことができました。

食べすぎない量としては、意識するのはほんの気持ち程度です。
おかずに肉類を続けて出さないだとか、デリバリーの次の日はあっさりした食事内容にしたり調整しました。
お茶碗にご飯をよそったら、その半分をおかまに戻すようにしたりしていました。

③妊婦さんはお腹を壊すことが赤ちゃんにとって良くないので、なるべくリスキーなものは徹底的に我慢しました。

食べない=1年間我慢すると決めたものは以下です。
生のチーズ
寿司、刺し身などの生魚
生卵、半熟卵
カフェイン系の飲料(緑茶や紅茶やコーラ)
アルコール類(ノンアルでも)

結論からお伝えしますと、この「徹底的に食べない妊娠生活」は、あまりオススメしません!!!
なぜかというと、気にしすぎて避けることがややストレスになることと、産後に食べられるようになる保証があるわけではないからです。

産後は産後で、母乳ケアのために食事を注意する必要があります。
産んだら即解禁!自分へのご褒美!とばかりに、思いきり食べられないこともあるかもしれません。
その事を念頭に置いた上で、食べられる時に悔いなく食べておくことが精神衛生上良かったと思います。

▶妊婦だって甘い物食べたい!

妊娠中には、なぜか甘い物(菓子類)を食べたくなることが多かったです。
甘い物は高カロリーなので食べすぎないようにするバランスが難しいですよね。
筆者の場合は、食べすぎないことを前提として、以下のようなものを食べていました。

(食べていたもの)
チョコレート
アロエヨーグルト
ケーキ
和菓子
グミ
お煎餅
メープルシロップやはちみつ
タブレット、飴
アイス
ゼリー

(食べなかったもの)
アルコール入りの洋菓子
生クリームたっぶりの半生菓子
生チーズ系の洋菓子
甘いジュース類

見返すと、かなり色々な甘い物を食べていたんだなと思います。
妊婦だからといって、甘い物が全く食べられなかったということはなかったです。

誕生日には、ケーキ屋さんで洋酒を使用していないケーキも買って食べたりしました。
洋酒を使わないケーキがもっと当たり前に増えてほしいなぁと思う限りでした…

砂糖を控えつつどうにか甘い物を食べたかった筆者は、
はちみつやメープルシロップを使って、手作りおやつを作ったりもしていました。

夏場におすすめしたいのが、ジンジャーはちみつレモンです。
砂糖を使っていないので糖分を気にすることなく、スッキリとした味わいが楽しめます。
その名の通りの材料を好みの分量混ぜるだけで簡単に出来ます。
お水やお湯割り、炭酸割りなど色々な飲み方で美味しく楽しめました。
パンにジャムのように塗っても美味しいかもしれません。

そして、控えることをオススメしたいのが、脂肪と糖が多そうなものです。
バターや生クリームたっぷりの洋菓子やドーナツ、
糖分が多いジュース類、
揚げ物やスナック菓子類、ナッツ類

です。

日常的に脂肪と糖を過度に接種するのは好ましくないようで、
特に妊婦検診の糖負荷試験の前などは、さすがに我慢した方が得策です。

ナッツ類は高血圧に関係するのか、食べるとやや目眩がすることがありました。

空腹や甘い物を我慢したい時は炭酸水が良かったです。
空腹感が紛れますし、夏場などはスッキリと爽快感がほしいときにも重宝しました。
冷蔵庫に沢山ストックしておくと良いと思います。

〜食べすぎ注意後期編〜

▶食べて後悔したもの

臨月に差し掛かると、食欲が出てくるタイプだった筆者が、食べすぎて少し後悔したものがあります。

それは、揚げ物とドーナッツと豚の角煮です!!

どれも脂っこいものですね…
なぜか後期の大事な局面で、筆者はさつまいもを揚げるのにハマってしまいました。
それらを沢山食べてしまったことで、
それまで標準推移していた成長曲線を、大きく超えてしまう失態をおかしてしまいました…

さつまいもやじゃがいもを揚げたり、鶏もも肉をこんがり揚げたりしてしまったなぁ…と今になって思いを馳せるばかりですが、(カロリーが高い美味しいものが出てくる秋は要注意です…!!!)

なぜ後悔しているかというと、この時期から既に母乳を作る体づくりが始まっているからです。
助産師さんから聞いたことには、脂っこいものを食べすぎてサラサラ血液から遠のくと、母乳を出にくくすることにつながってしまうことがあるとのことでした。

母乳と食べ物の関係性は今のところ医学的なエビデンスはないようです。
ですが実際に筆者は乳腺炎になってしまったので、これから出産される方には気をつけてほしいと思います。

つまり、妊娠中から産後のことを考えた食事を摂ることが大事です。

▶産後を楽にする食事とはどんなものでしょうか?

端的に表すと、お野菜中心の栄誉バランスのとれた和食(粗食もOK)です。

例をあげると、
ほうれん草、白菜、きのこ等の温野菜
ひじきと大豆の煮物
煮魚
漬物
豆腐の和え物
にお味噌汁とご飯など…

質素…と思われるかもしれませんが、おかずを多品種にすると食べる時の気持ちが上がりました。
このようなラインナップに慣れると、健康志向な暮らしに近づくような気がしていきます。

カロリーの高いピザやケーキ、揚げ物などは過度に食べることは控えた方が良いと思います。
洋食や中華料理よりは、あっさりとした和食が良いようです。

お餅は多くの助産師さんがNGと仰られていました。(もち米はパワーがありすぎるようです。)
産後に元気を出そうとして好きなものばかり食べて栄養が偏ると、更に追い打ちがかかってきます。
どうかどうか、食事内容は少しの間だけ辛抱することが大事だと思いました。

そして、辛抱できない!辛い!という方にポイントをお伝えできればと思います。
食べることが趣味である筆者は、その気持ちも十分に味わいました。
我慢しないテクニックとしては、『代替法』が良いと思います。

甘いジュースが飲みたい…という気持ちが生じたら、
→炭酸水を飲む

など、代替することで満足できる食品を探していくのです。

例えば、
調理パンが食べたい→おにぎりにしてみる
ロールケーキが食べたい→わらび餅にしてみる
クッキーが食べたい→みたらし団子にしてみる
ゼリーが食べたい→ごま豆腐にしてみる
ミルクティーが飲みたい→デカフェハーブティーにしてみる

などです。

口寂しい時は、田作りなど甘めの味付の料理を作り置きして、ちょっとずつ食べていくなども良いと思います。
我慢してストレスになってしまうくらいなら、食べられるものを探して食べていくことをオススメしたいです。

【優先席の一考察】椅子取りゲームやめませんか?

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初めての妊娠をきっかけに、『公共交通機関の優先席』について感じたことを書きたいと思います。

優先席は椅子取りゲーム

  1. 優先席とは
  2. 妊娠中に感じたこと
  3. 優先席は空けておきませんか?

①優先席とは

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優先席(ゆうせんせき)とは、鉄道車両やバスなどに設置されている、高齢者・障害者・体調不良者・妊婦・乳幼児連れ(ベビーカー含む)などを、椅子への着席を優先・もしくは促す座席である。
参照:Wikipedia


優先席があることは本当に素晴らしい仕組みだと思います。

筆者は妊娠して初めてそれを強く意識しました。
妊婦さんだけでなく、高齢の方や体の不自由な方にとってもとても大切だと思います。

妊娠をすると、つわりがつらい前期から、お腹が大きくなる後期まで、体を休ませられたり座れたりする方がありがたいのです。

特にお腹が目立たない期間は、妊婦マークをつけていてもわかりにくく、席を譲られることはまずないですし、比較的座りやすい優先席を探すことが多くなります。

②妊娠中に感じたこと

▶『優先』には『譲る』がつきものなの?

実際に筆者が公共交通機関を利用していて、感じたことを臆せず率直に表現しますと、

優先席に座ってる、優先が必要じゃなさそうな人多すぎやんけ!!!!!

です。笑

座っていただくのは構わないのです。
優先を『促す』席なのだから。
他の座席がいっぱいになったら、優先席だって座席なのだから座ったって問題ない。
妊娠するまではそう思ってました。

問題はもちろんありません。
若かりし自分自身も、優先席に対する意識はそのようなものだったと思います。(過去の自分への反省の言葉でもあります。)

とにかく優先席が空いていないのです。
もちろん優先席に座ってる人の前に立ち、イヤホンで音楽を聞いてる人、寝ている人に声をかけ、『譲ってくださいませんか』と言えばいいことなのかもしれません。


譲ってくださいと言う一言で、譲るつもりで座ってる人もいるのかもしれません。

ですが、遠慮してしまうのが人間の性ではないでしょうか。
人とは体調が悪い時ですら、『大丈夫、大丈夫!笑』といって頑張ってしまう生き物ではないでしょうか?

とにかく優先席が空いていないのです。(すみません、もう一度言いました。笑)

体調が優れない時に、『譲ってくださいって言おうかな』と葛藤するのも、伝える挙動も面倒に感じるのです。
その工程を踏むなら、つらいけど我慢してしまおうということもありました。

優先席はとても素晴らしい仕組みです。
ですが、今の『優先席』には『譲り合い』がつきものの前提であるのは、『優先的に座る必要のある人』を『席を譲ってほしい人』にしてしまう印象がしました。

大の大人が席を譲ってほしいなんて、お願いがしにくいと感じる人もいるかもしれません。
席くらい…なんて我慢してしまう人がいるかもしれません。
優先席の本来の役割が果たされているのでしょうか?

▶譲ってくれてありがとうの気持ち

妊娠マークをつけて電車に乗るようになり、嬉しい出来事もありました。

やや混み合っている電車で、幾度か席を譲って頂くことがありました。
思い出すと、席を譲って頂いた方はやや年上の女性が多かったと感じます。
本当に尊敬と感謝を感じました。

逆を言うと、男性サラリーマンの方の前に立ってもほぼ妊婦だと気づかれません。笑
席を譲られることはありませんでした。
お腹が大きくても、妊婦マークをつけていても、然程周囲の他人に関心がなかったのか、気づいても気づかぬふりをされたのか……。笑

本当に失礼なことを言うと、中堅管理職以上の年齢層で、所得も良さそうなおじさまは絶対譲ってくれませんでした。笑(筆者の時は、の話です。失礼致します。笑)
世の中のサラリーマンは、きっとお疲れなのでしょう。笑

筆者は席を譲って頂いた際には、遠慮はしない代わりに感謝を沢山伝えることにしています。
しっかり目を見て、マスク越しでも笑顔で『ありがとうございます』と言うことを心がけました。

『気づいてくれてありがとうございます。』
『勇気を出して声をかけてくれてありがとうございます。』
『お心遣いが、優しさが、本当に嬉しいです。』

色んな気持ちを込めます。
譲ってくれること、優しい気持ちに出会えることは当たり前ではないから。

③優先席は空けておきませんか?

公共交通機関の座席に対して筆者が思うことをまとめます。
・優先席はできる限り空けておく
・妊婦さんや辛そうな人には席を譲る声掛けをする(健康な自分が壁を作らない)


▶優先席はできる限り空けておく
電車の座席などは、混雑すると椅子取りゲームのようになってしまいますよね。
殺伐とした空気が流れることもあります。

優先席であっても、とりあえず座れれば良いという考えになりがちだとは思います。

ですが、優先席は空けておくことが優先を必要とする人にとってありがたいことだと思うのです。

筆者は、もし自身の体調に悪いところがないのなら、優先席に座ることは今後遠慮しようと思っています。
本当に必要な人が座りやすい空間にすることも大事だと思うのです。

『必要そうな人がいたら』
『声をかけられたら』
その時は譲ろう。だから今だけ座ろう。

……の気持ちで本当に譲ったことが何回あったでしょうか?
その場で必要そうな人を探したでしょうか?
探しもせず存在に気づけたでしょうか?

それならいっそ、座らずに空けておくことが、優先席の本来の使い方で活用されるのではないでしょうか?
椅子取りゲームをやめて、優しい声掛けが生まれる空間へ一歩でも近づければと思います。


▶妊婦さんや辛そうな人には席を譲る声掛けをする(健康な自分が壁を作らない)

辛そうな人、我慢している人の心の壁を超えられるのは周りにいる人のたった一言だと思います。

筆者は、小心者で恥ずかしがりやなので、見ず知らずの人に話しかけたりすることは、今までまずありませんでした。
ですが、妊娠中に見ず知らずの方に声をかけて頂いて、自分が感じていた恥ずかしさなど以上に、相手の気持ちが動くことを感じました。

『お座りになりませんか?』
『お辛くないですか?』

体調が凄く凄く悪いわけではないけれど、ちょっとでも座れるとありがたい時に、言ってもらえて嬉しい気持ちになりました。

今はコロナウィルスもあり、話しかけたりすることが憚られるかもしれません。
ですが温かい気持ちは嬉しいものです。

筆者自身が声掛けをして、もしその人も同じ気持ちになってまた他の誰かに声掛けをしていったら、温かい言葉がどんどん増えていくのでは…などと淡い期待も込めて。

思い込みや善意の押し付けは良くないですが、『まずは一声から』を心がけていきたいです。

【コロナ禍】初めての産婦人科

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コロナの流行と同時に妊娠が判明した筆者ですが、
産婦人科に行ってみての体験を書きたいと思います。

妊婦さんに知ってほしい産婦人科アレコレ

  1. 母性管理カード
  2. 妊婦検診
  3. 産婦人科助産院と乳腺外科

①母性管理カード

働く妊婦さんが、事業者に自身の体調を伝え、休暇を申請したり、休憩しやすい環境づくりをしてもらうために『母性管理カード(母性健康管理指導事項連絡カード)』があります。

働く妊婦さんは、このカードを医療従事者(産婦人科助産師)に記載してもらい、会社に提出することになります。

母性管理カード
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画像引用
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/renrku_card/

内容としては、妊娠したことでこんな体調不良があるので、休ませるかもしくは仕事内容を調整してください!という申請です。

会社はこのカードを受領すると、適切な措置をとる義務がありますので、妊婦さんにとっては大変ありがたいものです。

では、実際のところはどう書いてもらえたのか???

筆者が2020年の4月時点で、産婦人科に聞いてみたのは以下の2点です。

  1. つわりがひどく会社を休みたいが、母性管理カードで申請したい
  2. コロナウィルスのリスクを減らすために、在宅勤務か何らかの休業を申請したい

▶①に関して

こちらは、つわりを理由にした休みは書いてもらえませんでした。
医療従事者は母性管理カードに、『休みを推奨する』というような書き方はしてくれません。

つわりを理由にするだけだと、
勤務時間の短縮
通勤時間の緩和
休憩の延長

を申請できるのみでした。

これでは有給休暇を使って休まざるをえません。

風邪やリフレッシュ休暇と違って、妊娠に発生するつわりは多くの人が経験するものであり、人によっては本当に体調不良が辛いものです。
ここに有休を使わないといけないのは、シビアすぎると感じました。

そもそも有休がない人や取りにくい人にとって、会社に体調不良のための休暇を申請できる措置がないことも問題です。

産婦人科の先生や助産師に、つわりが辛ければ、カードの項目に沿った措置で対応してくださいと直接言われたのが現状でした。

けれどこのカードの本質は、妊婦さんの健康を管理するために使用されるものであり、しっかりとした休息をとれるようにすることではないのでしょうか??
項目はあくまでも目安であり、妊婦さん自身が訴える体調の症状によって、柔軟に対応がなされた方が良いと思うのです。

▶②について

コロナウィルスに関した不安やリスク回避を目的とした措置をカードに記載してもらうということは、2020年4月の時点では断られてしまいました。(書いてもらえませんでした。)

筆者は里帰り出産だったため、2ヶ所の産婦人科に通いましたが、どちらも断られてしまいました。

1ヶ所目は『コロナ関連の記載はうちではやってません』と医師、助産師両方から伝えられました。

2ヶ所目は、医師に『コロナ禍だとしても、もしあなたが医療従事者等であれば仕事をした方が良いと思います。』ということも添えて断られました。

(この言葉には、医療従事者の妊婦さんはコロナ禍だとしても、仕事をしなければならないという考えがある現状を感じて、考えさせられるものがありました。
筆者は、全ての妊婦さんとお腹の子どもの体と心を健やかに、安心して生活できる権利や制度がもっと広まれば良いと考えています。)

体調不良も合わせて辛いという事を伝えて、なんとかようやくやっと、休息の必要性をカードに書いてもらうことができました。

断られても諦めず何度もお願いして、辛いという状況を伝えることが大切だと感じました。

医療機関は意外とフォーマットに則った対応をするように感じました。
ですが医師や助産師も人だということを忘れずに、妊婦さんには諦めないで食い下がることをオススメしたいです。

ちなみにコロナ禍が長引くにつれ、この対応も変わってきているようです。
妊婦さんを休ませられるように、行政も発信してくれているので、筆者の頃よりもこれから妊婦さんになる方の方が、カードに書いてもらいやすくなっていると思います。

②妊婦検診

筆者の妊婦検診に至るまでの過程は以下です。

検査キットで妊娠反応が出る

最寄りの婦人科を受診(妊娠4周目だとわかり、7周目ごろもう一度受診)

最寄りの産婦人科を探す(コロナ禍では万が一、里帰りが出来ないかもしれなかったので、産むことも想定して選びました。後はなるべく近いところが良いと思います。)
里帰り時の産婦人科を探す(無痛分娩が出来ることを主軸に探しました。)

最寄りの産婦人科を受診(妊婦検診開始)
里帰りの産婦人科を受診(1度受診した後に予約。予約は妊娠がわかった段階で即取らないと、空きが埋まってしまうので注意してください。)

妊婦検診では、母子手帳と保険証を出して受診します。
支払いが都度ありますが、医療費控除で取り戻せる額がありますので、明細は必ず取っておきます。

診察がありますので、脱ぎやすい服装がお勧めです。
筆者はロングスカートを履いて、お腹をめくるだけで良いし、診察時にひざ掛けがなくても安心なようにしていました。
靴下を履いておくと冷えなくて良かったです。

妊婦検診の時の苦手な診察について、病院によって痛くないところがあったのは驚きました。
産む方の院の方が器具が小さく、潤滑剤を沢山つけてくれたからのような気がします。

検診の際には結構な頻度でグリグリされる診察ですが、もう少し痛くならない時代が来ると良いなと思っています笑。すぐ終わるから良いのですが…(筆者は痛いのが大の苦手な部類です。)

妊婦検診では、毎回尿と血圧検査がありますので、検診前は食事などに注意です。
検診前は水分を取っておくとスムーズでした。
妊娠をすると、普段の食事内容にも気を配るようになりますが、甘いものを取りすぎないようにしてください。

中盤で、糖負荷試験という血糖値の検査がありますので、この時も注意してください。
糖負荷試験に引っかかってしまうと、食事制限などがつく場合があります。
妊娠糖尿病にならないために、甘いものは少しの間だけ我慢です。

ですが、妊娠中は全く甘い物を食べられないわけではありません。
筆者は誕生日ケーキを食べたり、和菓子やゼリーを食べたりしていました。
息抜きも大切ですので、無理しすぎず。

16周目頃からエコー検査が始まります。
超音波で赤ちゃんの様子を見ることが出来ます。
だんだん大きくなる赤ちゃんを見ることができて楽しいですよ。
20周目頃で性別もわかってきます。

毎回少しドキドキする妊婦検診ですが、何事もないのが健やかに育っている証拠ですので、焦らずやっていくことが良いと思います。

産婦人科助産院と乳腺外科

筆者が妊娠出産で利用した医療機関は、産婦人科助産院と乳腺外科です。

出産前はこんなに医療機関に通うことになるとは思ってもみませんでした。
産婦人科の費用だけを準備するのではなく、+αで『思いがけない産前産後トラブル』を想定しておいた方が良いと思います、

産婦人科

妊婦検診やエコー検査諸々、分娩、入院を行います。
自身が望むバースプランを叶えていったり、妊娠中の不足の自体に対応してくれます。
入院期間は何も問題ない方で大体4日程度。
産後は1ヶ月検診があります。(病院によって、2ヶ月以降の検診も診てくれるところがあります。)

産婦人科医師は胎児がお腹の中でしっかり発育しているかと、分娩の管理、母体(子宮まわり)の管理を診てくれます。
助産師は、赤ちゃんとお母さんが一緒に暮らす手助け(産前産後の相談をしたり、乳房ケアや授乳指導など)をしてくれます。

医師は子宮まわり助産師はおっぱいのトラブルに対応するかたちで役割が別れていたのが印象的でした。
特に産後は授乳がうまくできなかったり、胸が張ってきて乳腺炎になったりすることがあるので、助産師さんに相談しやすいかは大事だと思いました。

妊娠出産費用の他に、入院中・産後の薬の費用も上乗せになりましたので念頭に置いておくと良いと思います。

助産

産後のおっぱいの悩みで、早期に相談しておくと良いのは助産です。

助産院では、助産師の方が個人で乳房マッサージや育児相談を行ってくれます。
施術代は、保険適用可能で領収書ももらえます。

赤ちゃんと一緒に行って授乳指導をしてもらえたりもします。
おっぱいが出にくい、詰まった、断乳したいなどの悩みを相談してケアしてもらうこともできます。

助産院は流派などもあるようですが、〇〇式だから痛くないとかは殆ど感じませんでした。
そして手技の良し悪しは人それぞれです。
マッサージが合う、人柄が合う助産師さんに会えるまで何ヶ所か行ってみた方が良いと思います。

筆者は個人開業の助産院に足を運ぶのに、最初は少し抵抗がありました。

どんな人がいて、どんな施術をされるのか不安でしたが、実際行ってみると、産院にいるような助産師さん(ベテランの方が多い)が自宅で開業していて、鍼灸マッサージのように、乳房マッサージやお香療法などをしてくれます。

医療機関ではないので、薬は出してもらえませんが、家庭でも出来る治癒や、食事内容の相談、東洋医学的な処方を教えて貰えます。

資格や証明を持った方は、部屋に証書を飾っていたりするので安心です。
一度行くと慣れたので、ぜひ早めに行くことをおすすめしたいです。

筆者はうったい性の乳腺炎になり、おっぱいがほとんど出ないほど詰まってしまったのですが、助産院で乳房マッサージでほぐしていって、赤ちゃんが飲めるまで出るようになりました。

(筆者の場合は、その後も色々なトラブルがあって結局断乳し、ミルクに移行しました。断乳も自分で行うよりは助産師さんにケアしてもらった方が良いと思います。)

▶乳腺外科

産後のおっぱいに痛みなどがあるようであれば、乳腺外科に行くことが良いと思います。

筆者は、最初に町医者に行き、最終的には大学病院まで行きました。
(産後の疲れがとれていない状態で、コロナ禍の中、人が集う、待ち時間の長い大学病院に通ったのは厳しいものがありました。)

大きな病院の乳腺外科では、より詳しく検査をしてもらうことができます。

超音波検査や、おっぱいに注射をして乳汁にばい菌がないかチェックしたりもしました。
注射は、採血の時くらいの針で、チクリとする具合もほぼそのくらいのものです。
乳腺炎になってしまったら、赤ちゃんが飲めない位におっぱいが張ってしまった場合は、注射で溜まった乳汁を取ると、状態がとても落ち着きます。

胸に針を指すのはとても抵抗がある方が多いと思います。
でも胸が張ってきてどうしようもなくなったら、非常に有効な手段なので、アリだと思います。

乳腺炎になり、母乳が出ないのに張ってしまっている状態の方は、産婦人科か乳腺外科で母乳を止める薬を貰うこともできます。
(筆者は個人的に、ケミカルな処方で断乳を行いたくなかったので、母乳が出るようになるまでマッサージに通い、その後断乳ケアをしました。)

それぞれの病院には得意分野があります。

産婦人科は『子宮まわり、胎児乳児健康チェック』
助産院は『母乳、手技、授乳育児指導』
乳腺外科は『乳腺、診察検査、薬方』

上記3箇所を網羅しておけば、産後トラブルに対応できると思います。
産婦人科では、母乳や乳腺のことは医師の範囲外になるようです。助産師や乳腺外科に相談することが大事です。
乳腺炎などのトラブルは助産院&乳腺外科にかかってみてください。
産後に母乳、ミルク、混合のどのスタイルをしていきたいかによって、母乳指導のある産婦人科も選ぶなども、必要だと思います。

【大波小波】つわりがやってくる

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妊娠生活の中でやってくるビッグウェーブ第一弾『つわり』のお話です。

  1. これがつわりか
  2. つわりで食べられなくなったもの
  3. つわりで食べられたもの
  4. つわりが終わる

 

①これがつわりか

▶つわりのはじまり

妊娠8周目を過ぎたあたりのことだったと思います。
なんだか朝起きたら胸やけのような気持ち悪さが始まりました。


つわりを実感したのは、会社のお昼休み。
それまで食欲旺盛だった私。
会社のお昼休みも町中華で炒飯をバクバク食べてました。

次第に食欲不振と食べたいと思うものが偏るようになり、食べられるものが一気に変わりました。

同僚とケンタッキーを買いに行くも、米が食べたくなり、
今は米じゃないと胃に入らない!?
という感じがするのです。
結局私だけコンビニのおにぎりを買って食べたりするなど、めんどくさい体調になっていきました。

その状態から何日か経つと、今度は朝起きたらすぐ気持ち悪い。

つわり+ホルモンバランスの乱れで、朝の支度もままならない程しんどい状態になりました。

例えるなら、目が覚めてから1日中船酔いのような感じ。

胸やけがずっとしていて食欲はありません。
でもお腹はすくので何か食べたいのですが、とにかく地味な気持ち悪さが続きます。
(ピークが来た時は会社を2日休みました。妊娠は病気ではないですが、生理休暇と同様に、休みやすい制度や風土がもっと浸透したら良いのにと思います。)

体にも変化が現れ、匂いに敏感になります。
私は、油に熱を通すお料理の匂いや、人工的な香料の匂いが苦しかったです。
トイレの消臭剤のフローラルの香りが、あまりに辛くて無香料のものに変えたりしました。

▶台所にたてない

よくドラマとかで、炊いたお米の匂いに吐きそうになる描写がありますよね。

あれもありました笑。

好きだったはずの、お肉が焼ける匂いも無理…
(ウィンナーは特に近寄れませんでした。)

意外だったのですが、食器洗い洗剤の匂いがダメになりました!!
つまりはシンクに立つのもしんどい…
つわりの期間は、料理や皿洗いは夫にお願いしていました。(引き受けてくれた夫本当にありがとう。)

▶つわり=一時機能停止期間

私の場合、2ヶ月弱くらいつわりは続いたのですが、不思議なことに
その期間に『悪夢』を見る事が多かったです!!!

体調不良と不安な気持ちがかけ合わさるからなのか、
追いかけられる夢や怖い夢をみて、とにかく睡眠中までグロッキー状態…

昼夜1日中『嫌だな〜〜〜辛いな〜〜〜〜』という感じでした。

これから妊娠を考えている方を不安にさせて申し訳ございませんが、大丈夫です!!
全ての方はこうではないみたいです。
つわりの有無や程度、期間は人によって異なります。


そして旦那様へお願いです。

奥様が明るく振る舞っていても、部屋が乱れていても、台所に立てなくなっても、

つわりはつらい時期です。
体が母体を休ませてあげてといってる信号なのだと思います。
多少のわがままは聞いてほしいです。

おそらくどの程度辛いものなのか、男性からしたらわからないものだと思います。
私自身の時は、吐いたらやっと夫に辛さが伝わった印象だったのですが、点ではなくて線なのです…

吐き気がするけど生活しなきゃいけない時間はしんどいです。
どうにか気を紛らわそうと、寝てばかりいてもサボっているわけではないのです。

ご理解ご了承お気遣いをお願い申し上げます。

②つわりで食べられなくなったもの

好きだったものが食べられなかったり、食事が満足に取れないことは苦しいですよね。

逆をいえば、一定期間だけ避けたくなる食べ物があるので、つわりが始まる前に食べておくのも良いと思います。

・肉類
・お米
・生クリーム系のもの
・チーズたっぷりのもの
・加工食品
・冷凍食品(ギョウザなど)
・油で炒めたおかず
鍋物
・中華料理
・生魚
・生卵

脂っこいものや温めて食べるものは、匂いもキツく感じました。

添加物を避けるからか、加工食品も不思議と駄目になりました。

生魚や生卵はお腹を壊さないように、自主的に食べないようにしました。(お腹が丈夫な方は、そこまでシビアにする必要もないと思います。)

台所に立てないので、デリバリーは便利です!!
…がデリバリーって脂っこいものや、味が濃くてガツンとくるものが多いので、食べにくいものが多い印象
でした。

急になぜか無性に食べたくなるものがあったら注意です!!
控えめに食べることをオススメします。
つわりも終わりかけの頃、ピザを無性に食べたくなってデリバリーした夜に、悲しいかなその後トイレに流れることになったのは忘れられない思い出です…涙

③つわりで食べられたもの

では逆に、つわり中でもおいしく食べられたオススメのものを紹介します。

・生野菜サラダ
・茹でただけの野菜
・湯豆腐
アロエヨーグルト
・ほうれん草のおひたし
・茹でたオクラ
・きゅうりの漬物
・味のり
・みかん
・ゼリー
アイスの実
・アイスボックス
・コンビニの野菜スティック
ポカリスエットアクエリアス

こんなものしか…!?と思われるかもしれませんが、船酔い中はシンプルイズベストなのです。

調理されたものよりも、素材(茹でただけの野菜のほうが匂いもなく食べやすい)で十分!!と食べたいものが変化するイメージです。
鉄分不足が関係するのか、シャーベット系のアイスや氷も食べたくなります。(ガリガリ食感を求める笑。)

最強だったのは、お豆腐と茹でたオクラです笑!!!!!

このコンボを毎日食べてつわりをのりきったといっても過言ではありません。
妊娠初期にオクラを沢山食べたせいか、後に生まれた赤ちゃんはなんとなく美肌な気がします笑。

栄養面では鉄分と葉酸が摂取できる、ほうれん草などもよく食べるようにしました。
ビタミンや鉄分、葉酸など、心配な方はフォローできるサプリを飲んでも良いと思います。

甘いものが食べたい時は、アロエヨーグルトが食べ心地がスッキリしていて、こちらもよく食べました。

つわりの時は無理してバランスよく栄養あるものを食べようとするよりも、
食べられるものを食べられるだけで良いと思います。

私自身は、温かいものより冷たいものが食べやすかったですが、体を冷やさないことは大事ですので、温かい湯冷ましなどを飲むなどして、お気をつけください。

④つわりが終わる

食べることが楽しみの1つであった私にとって、辛い時期は約2ヶ月で終わることとなります。

胸やけの気持ち悪さが徐々に薄れ、匂いの嫌悪感もなくなっていきます。
やがて空腹感のリズムに合わせて食事がとれるように。

つわりは終わりさえすれば、また元のようにお肉なども食べられるようになりました。

食べられなかった時期が長かった方も、心配しなくて大丈夫です。
つわりの時期に減ってしまった体重も、妊娠中期以降で取り戻せました。
妊娠中期以降の妊婦検診で、赤ちゃんの成長曲線は平均水準になっていきました。

つわりが終わると、食事が普通に美味しく頂けることに感動を覚えます…
美味しい食材を生産してくれる方々、届けてくれるサービス、調理してくれるパートナー、全てに感謝したくなりました。

つわりは終わりがきます!
ので、どうか無理をせずのりきりましょう。
そしてつわりが始まる前に、食べたいものは悔いなく食べておきましょう。

【逆算が決め手】30代突入、いつ産むか?(後編)

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*こちらの内容には前編がございますので、良ければそちらもお読み頂ければと思います。


前編では、人生の長いスパンで考えた時に出産すると良い時期について書きましたが、
後編では1年間の単位の中で出産にむいた季節について書きます。 


簡単に内容をふりかえると、

(2)『季節』
①保育園に入りやすい4月に、理想的な子どもの月齢を合わせたタイミング
②仕事の繁忙期と産休をずらすタイミング
③(①②を考慮しない前提で、)とにかく梅雨〜夏出産を目指して逆算する

の3点をあげました。

①保育園に入りやすい4月に、理想的な子どもの月齢を合わせたタイミング


働く妊婦さんは、保育園問題と職場復帰のタイミングに悩む方も多いと思います。
(幼稚園他施設の場合は事情が異なることもあると思います。ご了承ください!)

保育園入園が厳しいという状況がまだまだある中で、妊婦さんは近隣の保育園事情を調べるところから始まります。

(保育園問題につきましては、別途書きたいと思っているので割愛しまして、)
保育園に入りやすいと当時いわれていたのが、0歳児の4月入園です。
この4月入園の際に、子どもが何ヶ月かという点がポイントです。

例えば1〜2月生まれの子は、4月入園ですと月齢が3ヶ月
〜2ヶ月になってしまいますよね。
3ヶ月頃の子はやっと授乳が安定してきたり、昼夜のリズムがついてきたりといったところ。
離乳食が始まるのが5ヶ月頃からですので、それ以前の段階です。 

またウイルスワクチン接種も2ヶ月から始まりますが、新生児の予防接種は8ヶ月頃までかけて、かなり沢山打ちます。

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8月生まれの子は8ヶ月程たってから、4月入園となりますので、この差は大きいと思います。

また、母体の回復も人によっては時間がかかることもありますので、保育園に入れても体が辛い職場復帰になってしまうかもしれません。

離乳食前の段階から子どもを預けて早めに職場復帰し、保育士さんと相談しながら育てていくか、
諸々済ませて、子どもも母体も落ち着いてから保育園に預けるか、
どういったスタイルが自分に向いているかを考えてみても良いと思います。

②仕事の繁忙期と産休をずらすタイミング


働く女性にとって、職場復帰も考えるなら、なるべく周囲に迷惑をかけずに産休に入りたいところだと思います。

仮に繁忙期のある職場であるなら、産休と重ならないような配慮が必要です。

繁忙期とずらすといっても、妊婦さん自身の仕事の繁忙期とは限りません。
パートナーの仕事の状況も夫婦間で共有しておくことも大切です。

余談になりますが、皆様の職場に『ちょっと気難しい中堅以上の女性社員』はいらっしゃいませんか?

彼女もしくは彼女達は"キーマン"です!!

もし、皆様がこれから産休を取り、その後復帰するつもりだとして、復帰後にもキーマンがまだ職場にいらっしゃるだろうと予想されるのであれば、キーマンの仕事状況も把握しておくと良いと思います。
禍根を残さないことで、気持ちよく送り出してもらえますし、気兼ねなく復帰も叶うと思います。

真剣にそのような事をいうのは理由があります。

子育てを理由に休むというのは、現在の日本社会ではまだまだ
『人様にご迷惑をかけること』
であり、
『空いた分の仕事は私がフォローしなきゃいけないじゃない』
と周囲の全ての同僚・上司が思っているからです。

悲しいですが、それが現実であり、仕事のフォローをしてもらう分、感謝の気持ちを表して産休に入ることが大切です。

まだまだ子育てから遠い男性社員よりも、何となくのイメージができる(けどリアルなところの大変さは共感できないかもしれませんが)未婚女性社員や、出産経験のある既婚女性社員の方の支援を受けられる環境にしておくのが戦略的だと思います。

③(①②を考慮しない前提で、)とにかく梅雨〜夏出産を目指して逆算する


ここまでの記述で何となく予想がつくかと思いますが、
個人的には働く女性に、『梅雨〜夏生まれ』をオススメをしたいと思っています。

その理由は以下です。

・①の保育園問題で早すぎる入園にならず、予防接種が終わっている

・妊娠後期〜臨月までが夏場であるメリットが多い
温かい(暑い)気候が故に、
→風邪をひく確率が低い(インフルエンザなど)
→冷えない、雪が積もらない

妊娠後期には、よく歩いたりなど可能な範囲で活発に動くと安産になるという謂れがあります。
(お医者様の判断次第ですが、実際に臨月までよく散歩をしていた方が、助産師さんたちに安産だったと言われていました。)

冬のかじかむ寒さの中よりは、梅雨明け〜夏場の温かい気候の方が外にも出やすいと思います。

そして出産後期にインフルエンザにかかる心配が、冬場よりは少ないです。

お産は夜中になることが多いですから、冷えは妊婦さんにも良くありませんし、いざ陣痛が来たのに路面が積雪で病院に行けないなんて心配も夏にはありません。

実は私は冬の出産だったのですが、上記に上げた点の不安が頭の片隅にありました。

冬に出産した身からすると、
妊娠後期に『風邪をひかない』『運動しやすい』ことが、安心してお産に望めるポイントだったと感じています。

【逆算が決め手】30代突入、いつ産むか?(前編)

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こちらは、これから妊娠・出産を考えている方向けの内容になります。


妊娠・出産を希望している方で、いつ出産するのが吉か、考えることがあると思います。

もちろん子どもは授かりものですので、自分の意思で時期が調整できるものではありません。
そして、特定の時期じゃないと、季節じゃないと損したなんて事は無いと思います。

ですが、自分自身が30歳をむかえて出産を経験した後に、出産のタイミングについて視点を変えてみて思うところがありました。
あくまで個人の考えであり、誰にでも当てはまる事柄ではない点、ご了承頂ければと思います。


まず、私が良いと考える出産するタイミングの考え方を、大きく『時期』と『季節』の2点に分けて書いていきます。

(1)『時期』
①親の年齢から逆算する
②働いている方は、職場の人員、仕事内容が整ったタイミング(勤務年数3年以上推奨)
③子ども1人あたりの自立にかかる年数を20年とした時の自分のライフプランから逆算する


(2)『季節』
①保育園に入りやすい4月に、理想的な子どもの月齢を合わせたタイミング
②仕事の繁忙期と産休をずらすタイミング
③(②を考慮しない前提で、)とにかく梅雨〜夏出産を目指して逆算する

ではそれぞれについて、なぜ良いと思うのかを、前編では(1)『時期』にフォーカスして書いていきます。

①親の年齢から逆算する

複数人子どもが欲しい方は特に、意識した方が良いと感じたことです。
この項目については、別立てで少し具体的に書こうと思いますので、ここでは簡単に。

多数の方が、両親もしくは親が『産後手伝ってくれる人』にあたるかと思います。
人によりますが、産後は母体がかなり疲労しており、産前のように生活出来ない場合があります。
そんな体調で慣れない新生児との生活が始まるのです。
頻回授乳で深夜も眠れず、睡眠不足でパートナーと喧嘩したり…ストレスからくるトラブルに見舞われることがあるのです。

そんな時、『産後手伝ってくれる人』が、少しの間だけでも抱っこや寝かしつけを代わってくれたなら、ご飯を作ってくれたなら、母体の体と心のリセットができるからです。
親が元気で余裕があるうちに、最後の親不孝をしてごめんねと思いながら、(最大の親孝行かもしれません!!)出産のタイミングを相談しておくと良いと思います。


②働いている方は、職場の人員、仕事内容が整ったタイミング(勤務年数3年以上推奨)

よくある話ですが、職場の空気を読むのも1つの考え方だと思います。(読まなくても良い職場なのが理想ですが。)

職場においては以下項目をチェックしておくことと、女性社員の人数や年齢なども気を回しておくと良いと思います。

・仕事がまわる人員が確保できているか
・産休と繁忙期をうまくずらすことができるか
・有給が十分に確保されているか
・万が一退職することになった時、規定の権利を得ることが出来る勤務年数か

会社によっては、退職金を受給するためには一定の年数、勤務していることが条件である所があったりします。
勤め先の就業規則をよく読んでおくことが良いと思います。
(勤務年数3年以上推奨としたのは、上記理由からです。会社の規則次第でここは柔軟に対応が必要です。)


③子ども1人あたりの自立にかかる年数を20年とした時の自分のライフプランから逆算する 

こちらも複数人子どもが欲しい方は特に、意識した方が良いと感じたことです。

例えば30歳で妊娠・出産した場合、その子どもが20歳になった時、母親は50歳ということになります。
5歳差で2人目を生んだとして35歳の出産で、子どもが成人したら55歳。
仮に下の子が女の子として、上記①のように彼女も30歳で出産するとしたら、母親(おばあちゃん)は65歳。
(その年齢で夜中3時に起きて、孫のおむつを替えてミルクをあげる生活を1ヶ月しても余裕があるのか、などと思いを馳せることができると思います笑。)
そして彼女の孫が10歳になったら、(おばあちゃん)は75歳になります。
または逆算して、自分の子どもが幾つの時に、自身の往生を迎えるかという考え方もあります。

そう考えると早ければ早いだけ…となるかもしれませんが、働く女性にとってキャリアプランも交えて考慮していきたいところだと思います。
人生で一番稼ぐことができるのは、女性も30代であります。仕事の機動が乗りはじめ、あぶらものってくるイイ時期なんですよね笑。
別立てで書こうと思っていますが、『出産に十分な費用』(+余裕分)を貯金できたタイミングというのも良いと思います。

要は『何人子どもが欲しいか』と『60〜80代をどんな人生にしたいか』を頭の片隅においておくと後悔のない歩みになるかと思います。

(2)『季節』は後編にて綴りたいと思います。

【激動】2020年妊娠〜出産を振り返って

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inuharicoと申します。
2020年に待望の第一子妊娠が発覚し、子育ての「こ」の字もイメージ出来ない、0からスタートした1年を過ごしました。

ご承知の通り、世間はコロナ禍ですので今までのような妊娠〜出産とは異なる経過をたどりました。
しかし、自分の場合はコロナ禍の大変さもありましたが、『初産』ならではの大変さを感じることが大きかったです。



出産未経験の皆様、またはこれから出産を控えている皆様、『出産』にどのようなイメージをお持ちですか?

私が幼少期から抱いていた思いは、圧倒的に


『痛そう!!!!!怖そう!!!!!何で女だけが体を痛めて痛い思いして、産まなければならないんだ!!!!!スイカを鼻から出す程ってありえないじゃん!!!!!お腹切るのも無理しんどい!!!!将来結婚したとしても、絶対出産なんかしない!!!!!』
と、思っておりました笑


子どもの頃から、痛みの最上級=出産という漠然としたイメージがあり、最大級の恐怖でした。
もともと怖がり&痛いことが嫌いな性格で、入院や手術に抵抗がありました。

(ちなみに幼少期からのお年玉は必ず貯金して、将来や老後に手術を伴うような病気になった時、高額だとしても痛くない治療があるなら、その選択ができるようにするつもりでした。
年頃になってもゲームや高級なブランド品に使わず、本当にそのつもりで貯金してました笑。
実際に今回の出産費用で、そのプランが叶いました。自分の子どもにも、お年玉治療費貯金はオススメしたいと思います笑。)


時が経ち、幸いにも伴侶に恵まれ、結婚生活を過ごす中で、家庭を作ることへの憧れや両親に孫を見せたいエゴが、出産の恐怖心よりも勝ることになりました。
そして、ありがたいことに第一子を授かりました。


いざ出産を経験してみて振り返ると、もし上記のように出産に対する恐怖心を抱いている方がいたら伝えたいのは、


『妊娠から出産まで、あなたが考えうる想像通りの痛みや苦しみはあります!!!!!残念でした!!!!!
けれど、選択次第ではあなたが想像しえる痛みを軽減することができます。要は選択すれば良いのです。

ですがですが、

プラスオンで予想外の痛みや大変さがあなたの体や心にふりかかってくるよ!!!!!カウンターでボディーブローだよ!!!!!まさかの自分で自分の首を絞めて、呼吸が止まるかと思う時もあるけど、
でもね!!!!本当に子どもは可愛い!!!!!それが救い!!!!!』


ということです。
もちろん、妊娠出産へっちゃらでした〜!楽しいことだらけ〜!という人も中にはいますし、私が体験した以上に苦しい思いをした方もいると思います。
本当に人それぞれの旅があります。

もし自分と同じような人が、これから妊娠出産子育てに挑戦しようとしているなら、自分の経験談は成功例ではありませんが、少しでも参考になればと思います。

実際自分も、事前に知っていれば備えられたのにと思うことがありました。
リアルなところは参考書にも載ってないし、コロナ禍で両親学級も短縮だったし、どこで情報仕入れられた??誰に教わる機会があった??悔しい!!という状況でした。
事前に知っていると知らないのでは、ダメージの度合いが変わってきます。
どうせならエアバッグ搭載が良いですよね。
義務教育の科目に『妊娠・出産・子育て』を追加してほしい位です。

とはいえ、私自身現在も絶賛0歳児の子育て中でして、無知なままゴールの無い迷路で路頭に迷う日々を過ごしております。
失敗したり悔やんだりすることがまだまだあると思います。

大変な思いや、辛い気持ちが芽生えたら、同じような人間もいるのだと、少しでも吐き出したり、共感しあえたり、お互いに励ましあっていければ良いと思うのです。

書き溜めているわけではないので、不定期になりますが、つれづれなるままに更新していければと思います。